3月24日は檸檬忌


3月24日は檸檬忌だよ。

この日は、小説『檸檬(れもん)』で有名な作家の梶井基次郎さんの命日なんだ。亡くなったのは1932年、31歳の若さだったよ。死因は肺結核。文壇に認められてまもなくのことだったなあ。

『檸檬』の主人公は、梶井さん本人と同じく肺を病んでいるという設定でね。彼はそれまで関心を抱いていた音楽や詩への興味を失い、よく行っていた本と文具のお店「丸善」からも足が遠のいていたんだ。

でも、たまたま八百屋さんで見つけたレモンに心のなぐさめを見出し、それを買うとちょっと元気になったので、久しぶりに丸善に行く。ところが、丸善にいるとまた不安におそわれちゃったんで、レモンを爆弾に見立てて丸善の書棚に置いてくるんだ。丸善が爆発すればどうなるかなあ、ってね。

うーん、僕はいたって健康だから、これは的外れな解釈かもしれないけど、主人公は、自分がいなくなった後も、丸善で画集をめくったり、文具を眺めたりしてるやつがいると思うとやりきれない気持ちだったんじゃないかなあ。さすがに爆破はまずいけど、主人公には、ちょっと胸がすく思いをさせてあげたいよ。

ということで、檸檬忌のきょう、レモンを細工して、最初に手に取った人の目にレモン汁が飛ぶようにしたものを、丸善の書棚に置くことにしたんだ。きゃっきゃ。

でも、置く時に、うっかり手を滑らせてしまってね。あろうことか、自分でもう一度手にとってしもうとったわあ。

今日は何の日のイラスト(3月24日:檸檬忌)

しみしみしている。

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